2022/10/04「交換留学(フィリピン:アテネオ・デ・マニラ大学)」に参加して

留学型(交換)

山下 和穂

フィリピンに来てよかったと思うことは,大きく言って2つあります。まずは開発学を学ぶことができるという点。大学に入学してからこの分野を学びたいと気づきましたが,自分の学部学科で授業を取ることができなかったので,アテネオ・デ・マニラ大学で学ぶことができ,とても楽しいです。学校の近くのスラムで住民参加型の調査を行うなど,フィールドワークやグループワーク,プレゼンテーションなど学生のアウトプットが授業の中心を占めるのがこちらの授業の特徴で,日本での授業よりバラエティに富んでいて面白いです。すぐ近くに現場があるというのも強みだと思います。
2つ目は,いろいろな人との出会いを通して自分の変化を実感できるという点。日本にいてはなかなか出会えなかったような多国籍な学生たちと過ごす中で,彼らの考え方に大きく影響を受けています。私が今まで生きてきた中で,自信のなさ,自己肯定感の低さが自分にとっての大きな課題でした。しかしそれぞれが唯一の人間であるという点に価値を見出す考え方や他人のいい点を積極的に言葉に出す周囲の友人のおかげで,自分をそのまま認めることを身をもって学んでいます。
フィリピンの人たちは他国と比べても知らない人に対してやさしくおおらかで,住んでみてさらにフィリピンが好きになりました。物価も日本より安く,おすすめの留学先だと思います。