今年も美山ショートトリップを実施しました!

神戸大学国際人間科学部では、19カ国・30大学から来日している約60名の交換留学生が、国際共修チューターのサポートのもと、日本での学生生活に少しずつ慣れながら、日々の学びと交流を楽しんでいます。そうした留学生に、日本文化を「体験を通して」より深く知ってもらう機会として、2025年12月20日(土曜日)、美山ショートトリップを実施し、40名が参加しました。

今回の訪問先は、京都府南丹市美山町にある美山かやぶきの里と、地域の方々に教わるしめ縄づくり体験です。自然・暮らし・人の温かさを一度に感じられる、美山ならではの一日となりました。

美山かやぶきの里での体験

美山かやぶきの里では、ガイドの方から茅葺(かやぶき)の構造や、かやば(茅場)、集落の暮らしについて説明を受けました。専門的で難しい言葉も多くありましたが、留学生たちは驚くほど早く用語を覚え、積極的にガイドの方へ質問する姿が印象的でした。カメラを持参している学生も多く、茅葺の家々や由良川、冬の里山の風景を、それぞれの視点で丁寧に切り取っていました。

また、実際に茅場に入り、茅に触れることで、話を聞くだけでなく「感覚」として茅葺文化を学ぶ貴重な経験にもなりました。
昼食では、かやぶきの里で作られた手打ち蕎麦を選ぶ留学生が多く、「手作りだと聞いて感動した」「素朴だけどとても美味しい」といった声も聞かれました。

しめ縄作りでの体験

午後は、地域の方々に教わりながらしめ縄作り体験をおこないました。まずは説明を受け、自分用のしめ縄で練習をした後、本番の作品を制作する流れでしたが、説明の段階から難易度が高く、「うまく作れるだろうか」と不安もありました。

しかし実際には、日本人学生よりも留学生のほうが正確かつスムーズに、美しく仕上げる場面も多く見られ、会場は驚きと笑顔に包まれました。学生同士で教え合いながら作業を進め、基本の形だけでなく、アレンジを加えた個性あふれるしめ縄を作る学生もいました。
地元で販売されていた柿を購入し、周囲におすそ分けする学生もおり、ものづくりだけでなく、人と人との交流が自然に生まれていたことも印象的でした。学びと楽しさ、そして地域の温かさに触れる、非常に貴重な一日となりました。

鶴甲第1キャンパスE棟1階にあるICカフェでは、日常的に留学生と日本人学生が交流しています。今後もさまざまなイベントを企画していく予定ですので、チューター以外の学生の皆さんもぜひ気軽に立ち寄り、留学生に声をかけてみてください。