日本・イタリア言語文化比較研修プログラム(2025年3月10日〜3月18日、9日間)
このプログラムでは、ヨーロッパの歴史の源泉とも言えるイタリアの各都市を巡り、各自が設定したテーマに基づきながらフィールド学修を行いました。ボローニャから始まり、ベネチア、ローマと数多くの歴史と遺産を持つ都市を訪れ、現地で日本語を学ぶ学生や日本文化を発信する方と交流し、互いの文化を紹介するプレゼン発表を行うなどの交流を行いました。また,実際に日本語を学ぶ学生の日本語学習の補助を行ったり、日本とイタリアの文化の違いについてディスカッションをする機会もありました。
私がこの研修を一言で表すなら、大きく自分を変えることができた研修だと言うでしょう。私は以前からイタリアに憧れを持っていて、実際にイタリアを訪れると自分の今までの考え方や価値観が大きく変わりました。自分のテーマに基づいてフィールド学修を進めていると、自分の前提の甘さに気づかされ、また、イタリアで日本語を学ぶ学生と交流し、彼らの意欲に触れ、自分の言語学習へのモチベーションが大きく向上しました。そして、この研修の特徴である、飛行機やホテル、電車などを自分で予約するという経験は、今までにない緊張感や不安を味わい、今まで自分になかった大胆さを得ることができました。
この研修で特に印象に残っているのは、ローマで行った日本文化発信に関する研修と交流会です。イタリアという遠く離れた地で日本の文化が発信されていて、それに興味を持つ学生が私たち以上に日本が好きで日本の文化を知っていることに驚きました。この他にも、この研修では日本の文化を誇らしいと思える瞬間がたくさんあり、イタリアと日本の双方の文化の良さを学べる研修でした。
大学前のカフェ(Zondini Caffe)
研修に参加したメンバーと大学を案内してくれた現地学生
総じて、このプログラムに申し込んだ時とは比べ物にならないほどの学びを得ることができました。そして、どこを歩いても今まで見たことのない景色が広がっていて、すべての経験が新鮮でとても楽しい研修でした。この研修で得た学びや経験は今後私が生きていく上で大きな財産であると感じています。
ローマ コロッセオ
(発達コミュニティ学科 2年)