*English follows Japanese.
文化発信としての言語教育・言語学習:海外大学日本語学科へのインターン・プログラム(2024年8月30日〜9月13日)
このプログラムは2020年からオンライン・プログラムとして始まり、2023年に初めて実際に10人の国人生がタイのウボンラチャタニー大学で日本語インターンを行いました。今年は20名の国人生が参加し、日本語コースでの指導補助、観光日本語クラスの1泊2日のガイド実習に参加、バディと一緒にムエタイを体験、日本の歴史や文化の紹介(浴衣の着付けなど自分にできること)など様々な活動を行ないました。また、参加者各自のテーマ、例えば「日本語習得の動機及びキャリアへの影響」、「タイにおける経済格差とキャリア選択について」、「日本のアニメへの愛着と日本語学習の進展」、「タイにおけるLGBTの受容」などについて同コース受講生、およびコース教員への聞き取り調査などを行ないました。
サワディークラップ!(こんにちは!)
2024年度、この研修に参加した幡中涼太です。はじめに申し上げます。最高に「アツい」研修でした。それは、タイのスパイシーなfoodを食べて舌がヒリヒリ「熱い」とか、湿気と気温のダブルパンチで「暑い」とかではありません(笑)。心躍るような「学び」がアツいのです。
この研修には、「2つの学び」があると感じています。1つは「プログラム内の学び」です。托鉢体験や遺産巡り、象に乗ったり、ムエタイをしたり…。日本とは違う文化に触れ、タイ特有の文化を体感できます。とりわけ、日本語学科の授業への参加は、新鮮な経験です。日本人さながら、日本語を学ぶ「難しさ」と「面白さ」を肌で感じることができます。
一方、用意されたプログラムだけが学びではありません。もう1つの学び、「日常の中の学び」もあります。タイの学生たちと生活を共にする中で、アニメの話や好きな日本食の話、どうして日本語を学び始めたのか、将来どうなりたいか、日本で働くなら何が不安か…などなど、夜まで語り合いました。日本に対する「アツい」思いを聞いていると、「彼らの助けになりたい」という気持ちが込み上げてきました。
就職活動を終えた私は、来年から「日本で働きたい外国人と日本企業をつなぐ」仕事をする予定です。だからこそ、この研修での学びは、本当に貴重な経験となりました。
そんな最高の研修に一言、申し上げたいです。
コップンクラップ!(ありがとう!)
Sawadee krub!
I’m Ryota Hatanaka. I took part in this program in 2024. This program was incredibly “hot”, not from the spicy Thai food or the humid weather. It was “hot” because of the excitement of learning.
I feel that this program provided “two types of learning”.
One is “learning within the program.” For instance, I experienced alms-giving, visited heritage sites, rode elephants, and practiced Muay Thai. These activities helped me understand Thai culture, which is very different from Japan’s. In addition, participating in Japanese language classes was amazing. I could feel the “difficulty” and “fun” of learning Japanese as Thai students do.
Whereas learning wasn’t just in the program. The other is “learning in daily life.” Living with Thai students, we talked about anime, favorite Japanese foods, and why they started learning Japanese. Also, we discussed worries about working in Japan every single day until the night. Hearing their passion for Japan made me want to help them even more.
I have finished job hunting and will start working next year. In my plan, I’ll connect foreign people who want to work in Japan with Japanese companies. So, this program was especially valuable in terms of my career.
To sum up, I want to say one thing: Khop khun krub!
幡中 涼太(発達コミュニティ学科 4年)