2024/11/18子ども・若者の居場所をつくる:NPO法人S-pace(2023年度後期)【兵庫】

GS研修型(国内)国内実施学科:グローバル文化

国内フィールド学修プログラム

子ども・若者の居場所をつくる:NPO法人S-pace(2023年10月〜2024年1月)

プログラム概要

NPO法人S-paceが中高生のための居場所作りの一環として運営するユースステーション灘及び近隣の児童館で、ボランティアスタッフとして活動しました。主な活動は、児童館で小学生と室内遊びをすることやユースステーションで中高生に勉強を教えることでした。ハロウィンやクリスマスシーズンには児童館で開催されるイベント準備の手伝いも行いました。

児童館の入り口掲示板

児童館の入り口掲示板

体験談

私はGSPを通して、性別や宗教、人種などが違う人々に対する偏見が生み出すイシューに取り組むという目標を立て、国内フィールド学修では「年齢」という違いに焦点を当ててフィールドワークを行おうと思い、このプログラムに参加しました。このプログラムでは特に児童館で小学生と過ごす時間が多かったのですが、小学生くらいの年代の子と交流するのは自分がその年代だった時以来であるためどんな風にコミュニケーションを取ればいいのかと最初は緊張していました。しかし実際は初対面の私に対して積極的に話しかけてくれる子が多かったためすぐに打ち解けることが出来ました。特に「みんな遊び」という鬼ごっこやボール当てなどで体を動かしながらみんなで遊ぶ時間が楽しかったです。

年齢が上がるにつれ、他者とのコミュニケーションにおいて偏見や先入観が先行しすぎたり、穏便な交流のために時には自分の気持ちを抑えたりすることが増えるかと思います。そのような状況に慣れていた私にとって、初対面の私の腕を引いて「先生一緒に遊ぼう!」と以前からの友達のように接してくれたり、友達と喧嘩した時は「ごめんなさい」と泣きながら謝ったりする小学生の姿は新鮮で、学ぶ部分が多かったです。また、年齢の違いに対して自分自身が持っていた偏見にも気付くことが出来ました。このプログラムを通して得た経験を踏まえて、GSPにおける目標である「違い」に対する偏見が生み出すイシューについてより深く考えていきたいと思います。

ユースステーション灘のフリースぺース

ユースステーション灘のフリースぺース

ボードゲームDAY

ボードゲームDAY

岡田 萌佳 OKADA Honoka(グローバル文化学科 3年)

※写真はNPO法人S-pace様よりご提供いただきました。

※体験談執筆時(2024年11月)の学年を記載しています。