米国西海岸で学ぶ現代スポーツの諸相(2024年9月2日〜2024年9月10日)
カリフォルニア州ロサンジェルス近郊を中心に、「コミュニティスポーツ」「カレッジスポーツ」「スポーツビジネス」の観点から、各種のスポーツ施設や大学を訪問し、貧困層、身障者への支援、大学での競技スポーツ振興と健康厚生サービスへの取り組み、さらにはスポーツビジネスの現場に触れるスタディツアーです。これらを通して、現代社会に生きる多様な人々におけるスポーツの意義や発展の方向性について体験的に学修する内容です。
私がこのプログラムに参加した理由は、スポーツを「する」「見る」「ささえる」いずれも好きで、将来はスポーツに関わる仕事に就きたいと思っており、知見を広げたいと考えたからです。また、初めての海外だったので、サポートが充実しているこのプログラムに決めました。
研修期間中は、スポーツを様々な角度から考えることができました。アメリカのスポーツ環境は日本とは全く異なっており、興味深いことばかりでした。事前学習では、アメリカのスポーツ事情や研修で訪問する施設について学びました。その時は想像のつかないことばかりでしたが、施設を訪問し、現地の方の説明を聞いていると「ここが事前学習のこことつながっているのか!」といった気付きがたくさんあり、理解を深めることができました。スポーツ以外にも、アメリカの様々な文化に触れることができ、日本で生活しているだけでは気付かない格差もひしひしと感じました。
私は将来どんな仕事をしてどのようにスポーツと関わっていくかについて、明確なイメージを持つことができていませんでした。しかし、このプログラムを通じて、その道筋が少し具体的になったと感じています。また、今までは全く考えていなかった「海外で働く」という道も、将来の選択肢の一つに加わりました。このプログラムに参加して得られた知識や経験を活かして、日本のスポーツの課題解決や今後の発展に貢献していきたいです。
藤木 志保 FUJIKI Shiho(発達コミュニティ学科 2年)