フランスとベルギー：文化研修プログラム（2024年3月、約2週間）
このプログラムに参加しようと思った理由は二つあります。一つは、現地学生との交流の機会が多かったからです。私は海外の人との交流に関心があったので、現地学生との交流の機会が特に多いこのプログラムを選びました。実際にプログラムに参加してみて、想像以上に現地学生との交流の機会がありとても良かったです。もう一つは、現地集合・現地解散だったからです。そのためプログラム期間の前後に自由に観光することができます。私はイギリスとイタリアに行き、貴重な経験になりました。
プログラムを通して驚いたことは現地学生の日本への関心の高さです。現地学生と日本の文化や歴史に関して様々な話をしました。漫画やアニメに関しては日本人学生よりも詳しい人が何人もいました。また、現地学生の日本語はとても流暢でした。学生のほとんどが大学から日本語の学習を始めたにも関わらず、私の英語力より彼らの日本語力の方がはるかに高く衝撃を受けました。言語学習においてその言語が話されている国に関心があることが重要であると感じました。
ブリュッセル自由大学と神戸大学の学生
このプログラムの一番の魅力は現地学生との交流の機会が多いことだと私は考えています。現地学生に街を案内してもらい歴史や文化について教えてもらっただけでなく、一緒にサイクリングやボーリングなどもしました。現地学生との交流が一番楽しく記憶にも残っています。また、交流するのが日本学科の学生なので留学や旅行で日本に来る予定の人が多いです。そのため、留学中に出会った友達と再び会うことができます。私もベルギーの友達と日本で再会しました。長い付き合いの友達ができることもこのプログラムならではの魅力です。
旦 和真 DAN Kazuma（環境共生学科 4年）
ルーヴァン大学の学生と神戸大学の学生
3月4日～3月5日に行われたブリュッセル自由大学日本語学科の学生さんとの交流では、お互いの学習言語でのプレゼンを行ったり、その後の時間で大学やブリュッセルの街を案内していただきました。プレゼンの交流会では、神戸大の学生さんが英語で練習したものを堂々と発表しておられて素敵でした。自由時間中、ブリュッセルの学生さんは、それぞれの学科に多くの生徒さんがいらっしゃったため、数グループに自然と分かれて、英語や日本語で談笑しながら楽しんでいるようでした。
3月6日はルーヴァン大学の学生さんとの交流会が行われました。ブリュッセルとはまた違う空気感の街に、みんなとても興味津々でした。教室に着くと、ルーヴァン大学の学生さんと先生がすでに皆さん揃われており、とても気持ち良いお出迎えをしていただきました。グループが決められてそれぞれのテーブルについて自己紹介から始まりました。私の特に印象に残っていることですが、こちらの交流では、グループで行われたことや学習歴の長い生徒さんが多かったこともあり、かなりハイレベル議論もあり驚きました。私のグループでは宗教問題についてのお話などがありました。
3月13日はマルセイユ現地のNPOの方々とシオタという街へ行きました。学生が数グループに分かれ、車に乗せていただきドライブをしたり、海を見ながら、用意していただいたランチをいただいたりしました。どのお料理も美味しく、また街の景色がとても写真映えするところだったため、学生さんはNPOの方と写真を撮影したり談笑したりととても楽しそうでした。
最後のグルノーブル大学の学生さんとの交流では、神大の学生さんもすっかりこの研修に慣れ、スムーズな質疑を交えた有意義な研修が行われました。特に、この日神大から発表を担当した3名は、フランス語での発表でした。前日に、プログラム担当の岩本和子先生と練習していた様子を思いながら聴いていると、とても頑張ったんだなという様子が伝わってきました。その後、お昼ご飯に学食を案内してもらったり、グルノーブル大学の学生さんが用意してくれたお菓子やジュースを飲んだり、和気藹々と楽しんでいました。学部の時にすでに日本に留学したり神大に留学したという学生さんもいて、こちらの学生とのお話も大変もり上がっているようでした。
どの研修も、どの街の散策も非常に皆さん楽しんでいて和やかで、そして目立ったトラブルなどもなく良かったです。また、学部時代コロナ禍にあった私からすると大変うらやましかったです。
グルノーブル・アルプ大学と神戸大学の学生
柳川 優 YANAGAWA Yu（国際文化学研究科博士前期課程 2年）