2024/09/03グルノーブル・アルプ大学(2023年度)【フランス】

GS留学型(交換)地域:欧州学科:グローバル文化

留学プログラム

部局間交換留学:グルノーブル・アルプ大学(2023年8月〜2024年1月)

体験談

私は4年生の後期に、半年間フランスのグルノーブルに留学に行きました。そのときの体験談が皆様のお役に少しでも立てることができれば幸いです。

高校2年生のとき、私はマルタに2週間短期留学に行きました。そのときは英語も思うように話すことができなかった上、ヨーロッパの学生との文化の違いに尻込みしてしまい、あまり充実した経験にすることができませんでした。それをきっかけに大学でもう一度留学に挑戦したいと思うようになったのですが、新型コロナウイルスの影響で海外に行くことができず、諦めかけていました。しかし3年生のときには徐々に留学に行くことができるようになり、多くの同級生もこのタイミングで留学していました。ただ私は部活で部長を務めていたので、卒業を1年延ばして4年生で留学することにしました。

留学する国は、第二外国語で始めたフランス語が楽しくてもっと話せるようになりたいと思っていたのでフランス、大学は、興味のある外国語学部があるグルノーブルに決めました。3年生のときに友人が行っていて良さそうな場所だったのも理由の一つです。

日本語学科の1年生の授業のお手伝いにいったときの写真

日本語学科の1年生の授業のお手伝いにいったときの写真

留学先では日仏翻訳や英仏翻訳、日本史の授業などを受けていました。予習や復習は大変でしたが、新しい単語や表現をたくさん学ぶことができたので楽しかったです。私は受講しませんでしたが、冬にはグルノーブルならではなスキーの授業もありました。

グルノーブルでの生活も楽しかったです。街にはトラムが走っていて大学から街へはトラム一本ですぐに行くことができます。小さな地方都市ですが、必要なものは揃っていて生活には困りませんでした。また、グルノーブルは平坦な街で、自転車率が高いです。私も中古の自転車を買い、台湾からの留学生の友人とサイクリングをして田舎道を走ったのも楽しい思い出の一つです。他にも、日本語学科のフランス人の友人の家に招待してもらってラクレットパーティーをしたり、友人とクリスマスパーティーをしたり(ヨーロッパからの留学生はみんな帰省して誰もいませんでした笑)、楽しい留学生活でした。

学食の行列

学食の行列

また、グルノーブルはじめ、フランスのまちづくりの様子にも興味を持ったことで、卒業論文の方向性も見えてきました。留学前は卒業論文の内容もまったく決められていませんでしたが、留学に行ったことで本当に自分が興味のあることがわかり、卒業論文だけでなく就職活動も少しずつ進めることができました。

私のように休学を挟んだり卒業年度を遅らせたりしてでも、留学に行くことはその後の人生に必ず何らかの影響を与えると思います。計画的に行動できなくて出遅れたと思っても、留学は少しでも行きたいと思えば行くことをおすすめします。

留学生のそれぞれの国の料理持ち寄りパーティー

留学生のそれぞれの国の料理持ち寄りパーティー

岡本 季奈 OKAMOTO Rina(グローバル文化学科 4年)