全学協定交換留学【タイプ1】:オタワ大学(2023年9月〜2024年4月)
私は大学入学前から留学に興味があり、将来的に海外で働くことも可能性の一つとして考えていたため今回のプログラムに挑戦しました。
現地では自らの専攻である環境経済学を中心に環境学について広く学びました。授業の中にはCOP(気候変動枠組み条約締約国会議)を模して議論を行う面白い活動もあり、非常に刺激的で学びが多かったです。授業内のレクチャーではカナダの視点に立ったものが多く、世界的な問題や日本がどのように見られているのかを知ることができて勉強になりました。また、授業以外にも「カナダの学生の環境意識の高さと環境にやさしい行動の実践度合いに関係があるのか、その関係を規定している要因は何なのか?」というテーマでGSPのフィールドワーク調査を行い、学生のインタビューを通して人々の意識と環境にやさしい行動の関係を探りました。世界中から多様なバックグラウンドを持った学生が集まるカナダだからこそ得られる話をたくさん聞くことができました。
生活面では苦労することが多かったものの、いい経験になったと感じています。現地では自分で部屋を探して、シェアハウスという形で暮らしていました。トラブルが多く本当に大変でしたが、日本ではなかなか出会えないモーリシャスやオマーンといった国出身の学生と仲良くなることができてよかったと思っています。他にも、現地の学生との交流やカナダ国内の観光を通してカナダの文化や歴史を学べただけではなく、楽しい思い出もたくさん作ることが出来ました。また、在加日本大使館の職員の方々と交流する機会もあり、一緒に食事をしたり、日本大使館が主催するセミナーに参加させていただいたりと貴重な経験をすることが出来ました。
この留学を通して、語学力の向上や専攻に関する多角的な視点、多様な文化や価値観に対する理解を得ることが出来ました。また、今後のキャリアに関して新たな見方を得られたと感じています。そして何より自分の力で長期留学をすることが出来たことで、自分により自信を持てるようになりました。オタワで過ごした経験は今後の人生においても役に立つと信じています。
笹倉一希 SASAKURA Kazuki(環境共生学科 4年)
※体験談執筆時(2024年6月)の学年を記載しています。