2024/04/08ハンガリー文化研修プログラム(2023年度)【オンライン】

GS実践型国内実施地域:オンライン地域:欧州学科:発達コミュニティ

留学プログラム

ハンガリー文化研修プログラム【オンライン】(2023年12月〜2024年2月)

プログラム概要

2023年12月~2024年1月中旬にかけてハンガリーの芸術文化に関する講義を毎週受け、他の参加者や講師の方々とのディスカッションを通して、ハンガリーおよび日本の芸術文化、文学、文化政策について知見を深めました。1月後半には、5日間通してハンガリーのエトヴェシュ・ロラーンド大学(ELTE)日本学科の学生との合同ワークショップを行い、その後、自身の関心をもとにチームを組み、テーマを自分たちで決定してプレゼンテーションを行いました。プレゼンテーションのテーマとしては、「日本とハンガリーの学生を対象とした文化交流イベントの提案」、「日本とハンガリーの昔話アニメの比較から、アートに対する価値観の違いについての考察」、「日本とハンガリーの英語教育の違い」などがありました。

体験談

このプログラムに参加しようと思った理由は、自分が観光振興、文化交流に興味があったということもありますが、費用面での負担がないという点が大きかったです。渡航ありの留学プログラムにも強い魅力を感じていたので、迷いに迷い、締め切り直前で決断しました。正直に言うと、最初はハンガリーについての知識はほとんどありませんでした。しかし、1ヶ月間の事前講義を通して知識の獲得はもちろん、講師や他の参加者の方々との意見交換によって、日本の観光、文化交流における問題点や改善点についても考えることができました。事前学修を終えた後、オンラインでハンガリーの大学生と合同セミナー、プレゼンテーションを行いました。このハンガリーの大学生との交流が、最も記憶に残っています。自分の英語力のなさ、言いたいことが伝えられないもどかしさ、今まで自分がいかに英語を話そうとしてこなかったかということを、この交流を通して実感させられました。

このプログラムを通して、英語を用いて他国の人とコミュニケーションを取ることによって自分の価値観が大きく広がることを実感しました。この経験がきっかけで、2024年の夏に韓国で行われる高麗大学校インターナショナル・サマー・キャンパス(GSP留学型(中期))に参加することを決めました。昔から韓国のポップカルチャーや学生生活等に興味があり、また憧れでもあったので、韓国に留学してみたいとは思っていましたが、現実に移す勇気がありませんでした。このハンガリーのプログラムでの経験や気づきが背中を押してくれ、なんとなくで終わりそうだった自分のやりたいことや憧れを実現したいと思えるようになりました。また、英語力はもちろん大事ですが、それ以上にコミュニケーションを取ろうとする姿勢や「伝えたい」という気持ちがより大事なのだと、このプログラムを通して学ぶことができ、自分にとって意義深く、非常に貴重な経験でした。

(発達コミュニティ学科 2年)

※プログラム参加当時の学年を記載しています。