兵庫県立但馬やまびこの郷(2023年12月11日〜15日、5日間)
兵庫県立但馬やまびこの郷のメンタルフレンドとして、兵庫県内の不登校の小中学生を対象とした体験活動の補助や支援を行いました。具体的には、料理を作る、地域の放送局でのアナウンサー体験、プラバンや木工など自分で選択した製作活動、ドッジボールや鬼ごっこなど自分で選択したスポーツ、アイススケート体験、また、各活動の間の遊びの時間を通して、子どもたちと関わりました。
やまびこの郷での研修中、私は大人としての立場よりも、大学生としての立場を意識するようにしました。教育実習では、大学生であっても「先生」としての振る舞いが求められますが、ここでは「メンタルフレンド」であるため、指導する大人の教師でもスタッフでもない存在として行動しました。初日にはガチガチに緊張して話せなかった子どもが、3日目には周りに笑顔を見せて自分から話すようになっていたり、既にできあがっている人間関係の輪に入ることを躊躇していた子どもが、一日体験の子どもに積極的に声をかけに行き、少しずつ人間関係を広げようとしていたりする様子を見ていると、自分の関わりも少しは意味があったのかもしれないと思えました。将来は小学校の教員として働きたいと思っているため、学校が子どもの可能性を広げる場所であるための方法を探り続けたいと思います。
増田 莉子 MASUDA Riko(子ども教育学科 3年)
※写真は兵庫県立但馬やまびこの郷様よりご提供いただきました。
※プログラム参加当時の学年を記載しています。