2024/02/20オーフス大学から現地報告(2024年2月)【デンマーク】

GS留学型(交換)人間発達環境学欧州

留学プログラム

部局間交換留学:オーフス大学

留学先での授業について

最大で3つの授業をとります。授業時間は1科目当たり週4時間前後です。留学生に向けて開講される授業は基本的に英語で行われます。私はリスニングに難があり、講義+ディスカッション形式の授業で何かを学べた感触がありません。一方で、プログラミングの授業は自力で手を動かしてゴリゴリ進められたため、ほとんど初学者の状態から簡単な統計解析ができるくらいまでに上達しました。

講義では発言が活発に飛び出します。聞き逃したのでもう一度説明してください、のような他愛のない質問も問題なく受け入れられます。私は日本にいた時はよく質問をする学生だったので、語学力さえあればとても学びやすい環境だっただろうなと思いました。また、授業中に飲食をしても咎められません。私もよくリンゴをかじりながらpythonのコードを記述しました。

自由時間の過ごし方について

自炊をしたり、YouTubeやその他SNSを見たり、筋トレをしたり、泳いだり、ドームメイトとお話ししたり、日本にいる友達と電話したりと、基本的には日本の大学寮で一人暮らしをするのと変わらないだろう日々を過ごしています。街の中心から離れた場所に住んでいるので、友達と遊ぶ時は一緒に料理を作ることが多いです。勉強はあまりしていなかったので、今学期から頑張ろうと思います。

また、ヨーロッパを周遊できるのも今のうちだと思い、積極的に旅行に出かけています。体験記の執筆時点でデンマークを含め11か国を訪れました。飛行機をとり、宿を予約し、その国らしい料理を調べ、行きたい場所や施設を決め、等々、案外旅行の準備に旅行それ自体と同じくらいの時間がかかります。旅行先に迷ったら、HungaryのBudapestがおすすめです。美しい街と人の暮らしのあたたかさが共存し、かつ物価が安いという理想の街でした。他には、バルカン系の国で食べたラムもおいしかったですよ。

日本人15人程度でクリスマスパーティを行いました

(写真1)日本人15人程でクリスマスパーティを行いました。テーブル中央に置かれた肉は、腹の中にリンゴとセロリと玉ねぎをしこたま詰められて焼かれたDuckです。デンマークの家庭では、クリスマスのメインディッシュとしてDuckかFlæskestegのどちらかを選ぶそうで、どっちも作ったよと友達に言ったらリッチだねと言われました。

印象に残っていることや楽しかったこと

もともと海外に関心がなく、留学する予定も毛頭なかったので、特に英語を勉強することなく過ごしてきました。そのせいで、他人の喋っている内容が全然聞き取れないし、流暢に話すこともできません。リスニング力もスピーキング力も残念な人間と話していて相手は楽しいのだろうか、と常に不安でいっぱいです。

しかし、中には頑張って話そうとしている私のひたむきさを評価して、あるいはそもそも私の英語力の低さなんて一切気にせず、仲良くしてくれる人がいます。わからない単語の意味を聞けば茶化さずに丁寧に教えてくれるし、言語化に時間がかかっても待っていてくれます。私の留学生活に欠かせない存在で、感謝してもしきれない出会いでした。

(人間発達環境学研究科)

自室から見た雪景色

(写真2)今年の冬はよく雪が降ります。意外にもデンマークで大量の降雪は珍しいらしく、デンマーク人も驚いたりはしゃいだりしていました。朝起きて窓を開け、日光を反射して一面白銀の世界が広がるさまを見ると、幸せな気持ちになります。

※国際人間科学部の留学プログラムの中には、国際文化学研究科や人間発達環境学研究科の学生が参加できるものもあります。