全学協定校交換留学(タイプ1):国立台湾大学
留学先では日本でいう一般教養を2科目、専門科目を2科目、中国語の授業を2科目履修しています。(一般教養と専門科目は英語開講です)今期の中で最もお気に入りの授業はRace and Ethnic Studies です。毎回事前に3本の論文を予習していく必要があり、ある程度の時間と労力を割かないといけない重ための授業ですが、自分の興味のある分野なのでどんなに課題が重くても平気です(これは嘘で本当は毎回授業前に嘆いています)
中国語の授業は週4コマ行われています。自分が1回生だったときはコロナ禍で言語の授業がすべてオンライン(顔出しなし)だったので“対面の語学授業楽し――こうやって友達って作るんだ――”となりました。この前はクラスメイトたちとカラオケ行きました。あと友達にフランス語を話せる人たちが多かったので先週からフランス語を勉強し始めました。台湾に留学しているのに中国語モチベよりもフランス語モチベが高い謎の状態に陥っています。
木曜の1限が終わったら週末の幕開けです!!!!つまりほぼ4連休!!!!4日もあれば割とどこでも行けます!!!中間テストを受けたその足で新幹線に乗って台南に行ったり、授業終わりに香港に行ったりしました。またジブリの舞台として有名な九份(監督は否定したらしいですけど…)や温泉で有名な北投などもだいたい1時間半くらいで着くので日帰り旅行もしやすいです。さらに台北市内には美術館もたくさんあるため時間を見つけては足を運んでいます。
こう書くと遊んでばかりいるように思われるかもしれませんが、月曜から木曜は勉強、金曜から日曜日は遊びとメリハリをつけるようにしています。
平日は寮の1階の共有スペースか大学の図書館で勉強していることが多いです。図書館は広いばかりでなく様々なタイプの学習スペースがあるので、みんな自分のお気に入りの場所を見つけています。24時間空いている自習室はどの時間に行ってもたくさんの人が勉強しているため、自分も頑張ろうと思えます。
中国語の授業で仲良くなったフランス人の友達と急遽香港旅行に行ったこと、ルームメイトのニュージーランド人と電気代で喧嘩になったこと、ワクワクしながら食べに行ったラーメンがまさかの激甘で絶望したこと、パイワン(排湾)族ための小学校を訪問し小学生と一緒に伝統文化を体験したこと。印象に残っていることを挙げるとキリがありませんが、ここではあえて少しだけ厳しいことを伝えてこの体験記を締めようかと思います。
私が一番伝えたいこと、それはぶっちゃけ“台湾での生活は割と楽”ということです。街に出れば日本語の看板、セブンイレブン、スシローといった馴染みのあるものが並んでいます。食文化も日本と大きな違いはありませんし、メニューを読めばだいたい意味が理解できます。そのためほかの留学先に比べるとカルチャーショックも少なく、台湾での留学を有意義なものにできるかはその人の行動次第になります。私はこの4か月が有意義なものになるよう、自分なりに行動してきたつもりです。
厳しいことをつらつらと書いてきましたが、逆に意欲がある人にとっては学びに集中できる環境(そしてほかの国と比べると物価が安い!!)でもあります。本当に本人次第!!!人生において留学をする機会はそう多くないと思います。だからこそその機会を有意義なものにできるよう留学についてはよく考えて!でも考えすぎて行動をためらうってしまうことがないように!
(グローバル文化学科3年)