ウィニペグ大学:英語と社会・文化研修
日本の授業のように聞くのではなく参加する、話すことを軸にした授業で、ショートフィルムを見てそれについてディスカッションをするといった授業が毎日行われました。また成績の評価は学期末ごとに行われるプレゼンやテストなどでされましたが、テスト以上にプレゼンが多く、前に立ってプレゼンをすることに慣れることができ、精神的にスピーキングに対してのハードルが徐々に下がり、英語力の向上を図ることができるのではないかと考えます。
また、午前の授業は3時間、午後の授業は2時間と日本の授業よりも長くなっているため、途中で休憩がありご飯やお菓子を食べたりコーヒーを買って飲んだり、寝たりと自由に過ごしている人が多いです。
9月・10月は学校やホストファミリー宅でのコミュニケーションから学ぶことも多かったです。私は教育や貧困についてのフィールド学修だったので、ホストファミリーにカナダの教育などに関して聞き、旅行に行ったときに経験し聞いたことなどからカナダの国民性を学んだ事が多く、様々なことにチャレンジしてみることが大切だと感じました。ただ、3カ月という短い期間でのフィールド学修になるので、最初どれだけ積極的に動けるかがかなり大切になってくると実感しています。また、国民性・貧困というテーマは感覚的な部分も含まれているので話を聞いても抽象的になってしまい、少し取り掛かりづらいテーマになってしまったと感じています。
私はカフェ巡りが好きだったので、放課後や休日は友達と大学近くや少し遠めのカフェに行き話したり、時期ごとに様々なイベントが開催されるので大学周辺のイベントに参加したりといった風に過ごしました。特に休日に韓国と日本の友達でパーティーをしたことが思い出に残っています。ホテルを予約し、皆でパーティーの準備をしてご飯を食べ遊ぶ中で様々な話ができ、文化の違いを知ることもでき非常に良い経験になりました。
学期の中間にMidterm-Breakという一週間の休みがあります。その期間に友達といくつかの街に旅行に行きました。二つ旅行に行ったのですが、その中の一つは韓国人の友達を含めた旅行でバンフという街に旅行に行きました。そこでハイキングをしたのでハイキング場所まで1時間歩き、その後のハイキングに往復2時間かかったため計3時間歩き続けることになってしまいました。疲れたので一人の友達がヒッチハイクに挑戦してみたところ、間もなく車が止まってくれました。そのため現地の人の力を借り元の場所まで戻ることができました。この旅行ではこの時以外にも何度も知らない人の車に乗るという経験があり、現地の人の優しさと経験の重要性を再認識する機会となりました。また、ハイキングの頂上から見た景色が綺麗で、何時間もかけて上ったということもあり旅行の中で最も印象に残っているエピソードです。
小玉 菜摘 KODAMA Natsumi(グローバル文化学科3年)