部局間協定校:ヒューロン・ユニバーシティ・カレッジ(2022年9月〜2023年5月)
私は英語圏への交換留学を念頭に置いて検討していたため、当時募集のあった、カナダ・イギリス・オーストラリアの3か国で迷っていました。その中でも、異なる文化的背景を持つ人々が互いに争うことなく共生できる社会について興味を抱いていたため、世界有数の移民受け入れ国、世界で初めて多文化主義政策を導入したカナダへの留学を決めました。
ヒューロン大学は、学生と教授の距離も近く、学生全員と顔見知りになれそうなアットホームな雰囲気でした。キャンパスも比較的狭かったので、仲良くなった友達ともキャンパス内で偶然会うことも多かったです。一方で、徒歩5分のウェスタン大学に行けば、大きな図書館やフードコート、ジムなどの設備を利用できました。また、ヒューロンの学生であってもウェスタン大学のクラブ活動にも参加することができました。そのため、今回の留学では、大きな大学と小さな大学の両方の良いところを体験することができたと感じています。
留学当初は、他国から来た留学生の語学力の高さや授業のディスカッションに圧倒されたり、自分の語学力のなさを痛感したりと、壁にぶち当たることがたくさんありました。しかし、異なる文化に興味を持ち、尊重する姿勢や、食文化の違い、ジェンダーの価値観の違いなど、日本とは異なる考え方について体感できたことは、この交換留学で得られた最も貴重な経験だと感じています。様々な失敗や悔しい思いを経験しながらカナダで約8か月間過ごしたことで、語学力が伸びたのはもちろんのこと、目標に向かってやり遂げる力など、精神的にも成長できました。
竹中 彩花 TAKENAKA Ayaka(グローバル文化学科3年)