神戸を拠点に社会とアートをつなぐプログラム:C.A.P. (The Conference on Art and Project)
2023年6月17日、7月1日、9月8日、神戸市立海外移住と文化の交流センターにて動画の試写会を開催しました。本プログラムに参加した学生は、海外移住と文化の交流センター内にある移住ミュージアム、関西ブラジル人コミュニティ、C.A.P.(芸術と計画会議)を紹介する動画を作りました。各団体の方々と相談しながらテーマを設定し、取材と撮影をさせていただきました。今回の試写会では、学生が作った様々な動画を視聴し、センターの方々と意見交換を通して、在住外国人支援や国際交流におけるセンターおよび各団体の現状と役割について理解を深めました。完成した動画は順次、海外移住と文化の交流センターのYouTubeチャンネルで公開される予定です。2023年9月の時点で17本の動画が公開されています。下記のリンク先より、学生の成果をぜひご覧ください。
海外移住と文化の交流センターでは日伯協会、CBK、C.A.P. の活動が行われており、それぞれの担当者の話を伺って活動に対する思いや意図などを肌で感じ取ることができました。それぞれの思いを理解しあい共に社会に働きかける場を見て、私も自分が生活の中で感じる課題については積極的に取り組んでいきたいと思いました。3つの団体の中でも特に、C.A.P. のアトリエではすべての扉がオープンな状態で、いろいろな方向でコミュニケーションの取りやすい、風通しの良い状態であったことが印象的でした。そこで私は、芸術が国際交流を促進する可能性と多文化理解をテーマに、美術家、華人、編集者として活動する河村啓生さんにインタビューをしました。河村さんのお話を通して、異なる芸術作品を鑑賞すること自体が私たちにとって意味のある行為であり、私たちの中に多様な価値観を受け入れる素地を形成することにつながるという考えが深く腑に落ちました。ぜひインタビュー動画を見ていただけると嬉しいです。
市橋夢歩(グローバル文化学科2年)
2022年度の活動については、こちらの記事をご参照ください。