部局間交換留学:ハンブルク大学
私は卒業論文でドイツに関するテーマを扱いたいと考えているため、冬学期はドイツ語の授業を3つ履修しています。予習・復習・宿題はそこまで大変ではないですが、授業内でのディスカッションなど実践的な学習は少し難しく感じることがあります。どの授業も先生は親切で優しいです。同じ授業を履修している他国からの留学生は、とても勉強熱心で積極的なのでいつも刺激をもらっています。また授業内で理解できなかったことや宿題でわからなかったことは、先生に質問したりタンデムパートナーに教えてもらいながら学習しています。授業を履修して2ヵ月経ちましたが、自分自身でも語学力は少し成長したと感じますし、語学力についてドイツ人の学生もたくさん褒めてくれるので、学習面については前向きに捉えられています。夏学期は一つ上のレベルのドイツ語の授業と、もし余裕があれば英語の授業や専門的な授業も履修したいと考えています。
私のGSPフィールド学修のテーマは、「移民の観点から見る異文化理解・多文化共生」で、現在はタンデムで互いの文化や慣習を学習しています。日本語学科のイベントやタンデムを通して人脈を広げることはできつつあるので、今後アンケートやインタビューを行う際に役立つかなと考えています。また日本語学科の学生たちはさまざまなルーツを持つ方がいるので、多くの異なる観点からの意見や考えを得られるのではないかと考えます。ドイツの移民政策等についてはまだ調査を始められていませんが、現在は移民反対派の政党が勢力を増してきていると聞きました。2月にはドイツで選挙があり政治情勢が大きく変わる可能性があるので、そこにも注目したいです。
自由時間は近場の都市へ観光に行ったりNetflix等を見たり、少し散歩をしたりして過ごしています。12月にはクリスマスマーケットが各地で行われていたので、留学生仲間やチューターの人と一緒にクリスマスマーケットに行って、さまざまな食べ物を食べたり、各クリスマスマーケットによって異なるマグカップを集めたりしました。授業に慣れてきたこともありドイツ国内で旅行をしましたが、ドイツは都市によって街の雰囲気が大きく異なるのでとても貴重な経験になりました。また同じ寮の日本人留学生と一緒に小さなパーティーを1ヵ月に1回くらいのペースで行ったりしています。夏学期にはヨーロッパ各地への旅行もしようと考えています:)
また、1週間に3~4人とタンデムを行っているのですが、タンデムの時間は言語学習だけではなくお互いの文化について学習できたり、おすすめの観光スポットを教えてもらえたり、とても楽しく有益な時間になっています。またタンデムではドイツ語だけではなく英語も学習できるので、どちらの言語も伸ばすことができます。
ハンブルクでできた日本人留学生の友人と3人で旅行をしたことです。クリスマスマーケットが有名なドレスデンや、バッハの街として有名なライプツィヒなどを訪れ、ライプツィヒでは神戸大学からライプツィヒ大学に留学している友人とも会いました:) ハンブルクは旧西ドイツの都市で昔から貿易等で栄えていた街ですが、ドレスデンやライプツィヒは旧東ドイツの街だったので、建物の雰囲気や街の雰囲気が全然違うのがとても印象に残っています。ハンブルクの街並みも好きですが、ドレスデンやライプツィヒのレトロな雰囲気もとても魅力的でした。また、博物館に入るためのチケットをドイツ語を使って購入する必要があったのですが、職員の方はとても親切で、ドイツ語を学んでいる途中だと伝えるとゆっくりわかりやすくドイツ語を話してくれました。ドイツ語が通じないと英語に切り替えて話されることもありますが、英語ではなくドイツ語で最後まで会話をしてくださったことがとても印象的でしたし、自分たちの語学力の成長にもつながったので嬉しかったです。
(グローバル文化学科 3年)