部局間交換留学:タマサート大学
私は留学先の学部でThai Studiesを専攻しており、ここではタイの政治や経済、歴史、宗教、芸術といった様々なテーマで授業が開講されるので、自分の興味関心に沿ったものを選ぶことができます。ユニークなものだと、タイの料理やダンスを学ぶ授業もあります。日本にいると、ここまでタイに重点を置いた授業は珍しいので、タイについて学びたい人にとっては非常に貴重な機会になると思います。タイ語の授業に関しては、初級と中級が用意されているので、まったく知識のない人も事前知識のある人も、自分のレベルに応じて力を伸ばすことができます。
タマサート大学では食堂が充実しているので、空き時間にタピオカジュースを買って友達と会話を楽しんだり、大学からボートで川を渡ったところにある市場で買い物をしたりと、自由時間の過ごし方は様々です。授業のない日は中心地の方にあるショッピングモールに行ったり、高速バスでビーチまで行ったりと遠出をすることもあります。日本の生活が少し恋しくなったときは、温泉や回転寿司のお店に行って癒されています。
私が専攻している学部には留学生が多いので、定期的にタイにちなんだイベントを開催してくれます。その中でも、二泊三日で行われた旅行が特に楽しく、印象に残っています。この旅行では初めにアユタヤ遺跡を周り、別の日にはタイの伝統的な染物体験や田植え体験、タイ料理を作るワークショップなどに参加して、まさに「タイ文化」が盛り沢山の三日間でした。夜のカラオケタイムでは国籍に関係なく皆で一緒に歌を歌い、中にはダンスを披露する人もいて、とても盛り上がった楽しい時間でした。個人ではなかなか経験できないことを大学側がたくさん企画してくれるので、この学部に来てよかったなと思います。
松前 里佳 MATSUMAE Rika(グローバル文化学科 4年)