GSPとは

GSPとは

現在,私たちを取り巻く世界には,環境,災害,移民・多文化共生,経済格差,開発協力,人権,教育,福祉,少子高齢化など,様々な領域で,地球規模での協働を通して取り組まねばならない課題であるグローバルイシューが数多く存在しています。
神戸大学国際人間科学部では,このようなグローバルイシューを深い人間理解と他者への共感をもって解決し,世界の人々が共存できる「グローバル共生社会」の実現に貢献する人を養成することを目指しています。そのために,本学部ではグローバル・スタディーズ・プログラム(Global Studies Program,以下「GSP」という)をカリキュラムの重要な柱の 1 つとして位置づけています。 GSP とは,実体験を通してグローバルイシューを学ぶことを目的とし,学生全員が海外研修とフィールド学修に参加する実践型教育プログラムです。 国内外の多くのフィールドで実施される個別プログラムへの参加を通じて,グローバル社会の課題解決を目指して多様な人々と協働し,その中でリーダーシップを発揮していくために必要な力を育んでいきます。

GSP を構成するコースとプログラム

GSP の中心となる海外研修とフィールド学修には「実践型 GS コース」,「研修型 GS コース」,「留学型 GS コース」という 3 つのコースが用意され,さらにそれぞれのコースに数多くの個別プログラムが置かれています。
皆さんの関心や専門性,将来設計に合わせて,履修する「GS コース」及び個別プログラムを選択してください。各コースと個別プログラムの詳細については下記のページを参照してください。

 

 

新型コロナウィルスの影響と対策

新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、2020年度からオンラインによる海外研修や、海外代替要素のある国内研修の実施や、留学生とともにキャンパスのグローバル化を議論する国際共修プログラムなども導入しています。
2021年度末から海外研修を再開し、2022年度夏には100名近い学生が留学・海外研修に参加しました。しかし新型コロナウィルスの影響が強く存在する期間は、海外研修と並行して、オンラインによる海外研修や海外代替要素のある国内研修・留学生との国際共修も行い、選択の幅を広げています。

GSPオフィスとは

海外研修やフィールド学修の豊富な経験をもつコーディネーターが常駐しており、学生一人一人がGSPの各科目を効果的に学修し、目的を達成できるよう、学業と海外生活の両面についてアドバイスを行います。各種プログラムに関する最新情報の提供や海外研修のための奨学金の紹介も行っています。渡航前の「オリエンテーション」での危機管理に関するアドバイスの他、神戸大学全体はもちろん、海外危機管理専門の機関とも連携しながら、渡航中の学生の安全確認等を実施します。